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[ CD ]
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The Power and the Glory
・Gentle Giant
【Capitol】
発売日: 2004-07-27
参考価格: 2,452 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,319円〜
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- 収録曲 - 1. Proclamation 2. So Sincere 3. Aspirations 4. Playing the Game 5. Cogs in Cogs 6. No Gods a Man 7. Face 8. Valedictory
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カスタマー平均評価: 5
う?ん珍味だなぁ。 1974年リリースのジェントル・ジャイアントの6作目。一聴した限りだとポップな味付けが
印象に残るが、そこからはさすがのジェントル・ジャイアントで、噛めば噛むほど「う?ん、
凝ってるなー」と感心させられます。やはり他のバンドにはない一味違う味わいなんです。
しょっぱなの「プロクラメイション」は、キーボードの紡ぐ妖しげな音色で幕を開け、何か
見世物小屋独特のシニカルさと危険な香りが漂ってくるナンバー。コーラスはキャッチーで
わかりやすく、まろやかな展開で前半が終わり、このまま行くのかと思いきや、来ました!!
ジョン・ウェザーズの小気味好いドラミングが混じってテンションが増してくる。
だんだん加速して後半は強力な咆哮コーラスへと移る、、たまらんねこの追い立てて迫って
くる展開がね、、Mの僕には最高の刺激ですね(笑)。
たまらん!と云えば、[5]の「コッグス・イン・コッグス」なんかも凄い!まさにリフの嵐、
音の洪水だ!だが蛇足な音はないんです。すこぶる痛快な1曲。
全体的にみた場合、やはりジェントル・ジャイアントらしくバラエティに富んでいて、[3]の
「アスピレイションズ」なんかは静謐で荘厳さすら感じる歌モノに仕上がってる。
そして僕の一番好きな「プレイング・ザ・ゲーム」なんかは最高の中毒をくれるね、うん。
普段何気ない時にこの曲の奇妙なフレーズがフッと頭に浮かぶと最後、四六時中エンドレスで
響いてますね(笑)。そのぐらいクセになるんです。
そして最後にこの一枚を語るときに一番重要な役割を果たしてるのがキーボードのケリー・ミ
ネアだろう。キャッチーな曲調でもそれを飽きさせないスパイスになってるのが彼のプレイだ
ろう。やはり・・・うん、彼がある意味メンバーの中で一番天才だと思うね。 名盤なのに入手し難い ジェントル・ジャイアントと言えば「オクトパス」「ガラスの家」 「フリーハンド」ですが、glasshouseとfreehandの間に発表された この作品の出来が悪いわけがありません。 彼らのライブでよく取り上げられる曲が何曲も入っていることでも わかりますが、非常に自信のあった作品なんだと思います。彼らはレーベルを何度か変えたことでなかなか全部の作品が同時期に 再発されることがないんですね。 いつか必ず再発があるはずですから、待ってみてください。 (わたしも10年以上探し続けましたから。)
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[ CD ]
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In Pursuit of Romance
・Charlie
【Renaissance】
発売日: 1996-11-19
参考価格: 1,327 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,282円〜
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- 収録曲 - 1. Kings of the Wor... 2. Swimming in a Se... 3. One More Day 4. Missing a Heartb... 5. Take It or Leave... 6. In Pursuit of Ro... 7. Don't Stand in M... 8. Everything's Saf... 9. Hang on to Your ... 10. There You Go Aga...
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カスタマー平均評価: 0
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[ LP Record ]
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Ziggy Stardust [12 inch Analog]
・David Bowie
【Rykodisc】
発売日: 2004-01-01
参考価格: 2,962 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,321円〜
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- 収録曲 - 1. Five Years 2. Soul Love 3. Moonage Daydream 4. Starman 5. It Ain't Easy 6. Lady Stardust 7. Star 8. Hang On To Yours... 9. Ziggy Stardust 10. Suffragette City 11. Rock 'N' Roll Su...
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カスタマー平均評価: 5
グラムアルバム金字塔 BOWIEのZIGGYとしての全てを見えてきそうな最高の美しくしさを誇るアルバム 彼は天才なのでグラム一発で終わることはなかった しかし一番好きな作品 サウンドはミックロンソンも相まってか内向的且つポップだが感動的な希望溢れるロックサウンド 地味っぽいけど無駄は一切無い 名盤中の名盤中の名盤中の・・・(エンドレス) このアルバムは「火星人ジギーがその特異な性質でスターダムにのし上がり、やがては見捨てられ、自ら命を絶つ」というなんとも馬鹿げたコンセプトのもと作られた名盤というか妖盤である。壮大なコンセプトを持っていながら楽曲のレベルがそれにまったく追いついてないということは多々ある。そんな頭でっかちなアルバムをあざ笑うかのような、異常な楽曲のクオリティーも魅力である。この作品はボウイ自身を「世界最凶の道化・兼・芸術家」という一段上のヒエラルキーに押し上げる原動力となった
「rock'n'roll suicide」を聞き終えた後、ボウイのあまりに巨大な才能にいつもため息が出てしまう。同時に「ロウ」を出した直後に逝ってくれたらなあ・・・といつも深いため息が出てしまうのも事実 第一期ボウイー変容史のピーク 滅亡する世界をロックスターが救う、という童話絵本にでも出てきそうなストーリーを持つコンセプトアルバム。当時のグラムロックブームに便乗した徹底したマーケティングとプロモーション、バイセクシャル発言、事前準備を重ねに重ねたボウイー渾身の一枚。
宇宙から来た両性具有者でまゆ毛のない化け物。常識的に考えれば極めてリスキーな戦略の選択だったはずだ。
しかし化け物だろうがリスクがあろうがそんなものは関係ない、それほどの楽曲の良さがある。「5年間」「スターマン」「レディー・スターダスト」「サフラジェット・シティー」「ロックン・ロールの自殺者」、オリジナルの楽曲ではムダ曲が1曲もない。「5年間」から始まり「ロックンロールの自殺者」まで(「イット・エイント・イージー」は余計だが)完璧である。
優れたアルバムとは何か?
ルー・リードの『ベルリン』やマイルス・デイビスの『カインド・オブ・ブルー』のようなアルバム全体の調和、雰囲気が優れているもの。ビートルズの一連の作品群に代表される収録されている楽曲に優れた曲が多いもの、世に言う名作といわれるものはこの2種に当てはまる。
無論、世に言う名作はそのほとんどが後者であり、このアルバムもそれに該当する。当たり前だが優れた楽曲の収録数に比例する。
一方、前者はその存在自体が少ない。割合的には後者と比較して1:9ぐらい、いやそれ以下であろう。
ボウイーの後者の代表がこのアルバムで、前者は『ロウ』である。
驚異の完成度 初めてこれを聞いたとき、この後が辛いなと正直思った。これを超える作品は出来ないだろう。いくら天才ボウイでも無理だ。「完璧に作りすぎた」と思った。その後あまたの作品を世の中に送り出したボウイであるが、これを超えたものを出したかといえばやはり「NO]と答えざるを得ないと思う。様々なアプローチからさすがはボウイと思わせる名作はいっぱいある。「アラディン・セイン」「レッツ・ダンス」「ロウ」それに私のお気に入り「ピンナップス」そのほかにいっぱいある。ただ最高峰はこの「ジギー・スターダスト」に尽きます。作品としての完成度が極めて高い。初めのかすかな音から「ロックンロールの自殺者」まで構成が見事という他はない名作です。 デビット・ボウイ入魂の一作 「Five Years」でスタートし、「Rock 'N' Roll Suicide」で幕を閉じるまで、一分の隙も感じさせない感動的なアルバムです。 架空のストーリーにのせて、架空の主人公を演じて見せるという、ボウイお得意のスタイルが効果的に、しかも一番うまく決まっているのではないでしょうか。 その後も色々なスタイルの変遷を見せてくれて、それぞれに楽しませてくれるボウイですが、このキャラクター&アルバムを超えるものはないと思います。 しかし、この時期のボウイはグラムロックという括りでは片付けられない、充実した素晴らしい音楽を聞かせてくれています。
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[ CD ]
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Raingods with Zippos
・Fish
【Snapper PLC】
発売日: 2002-11-26
参考価格: 1,736 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,311円〜
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- 収録曲 - 1. Tumbledown 2. Mission Statement 3. Incomplete 4. Tilted Cross 5. Faith Healer 6. Rites of Passage... 7. Plague of Ghosts... 8. Plague of Ghosts... 9. Plague of Ghosts... 10. Plague of Ghosts... 11. Plague of Ghosts... 12. Plague of Ghosts...
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カスタマー平均評価: 0
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[ CD ]
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スペース・リヴォルヴァー
・ザ・フラワー・キングス
【マーキー・インコーポレイティド】
発売日: 2000-08-23
参考価格: 3,000 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,300円〜
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- 収録曲 - 1. アイ・アム・ザ・サン(パート1) 2. ドリーム・オン・ドリーマー 3. ランブル・フィッシュ・ツイスト 4. モンスター・ウィズィン 5. チキン・ファーマー 6. アンダードッグ 7. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ユ... 8. スレイヴ・トゥ・マネー 9. ア・キングス・プレイヤー 10. アイ・アム・ザ・サン(パート2)
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カスタマー平均評価: 4
ゆったりとシンフォニックな好作 スウェーデンのシンフォニックロックバンド、フラワー・キングスの5th。2000作
この頃のTFKは毎年のようにアルバムを出していた。前作「Flower Power 」が
濃密なる大作だったのに対し、本作はゆったりとしたメロディアスなシンフォ作。
当時聴いたときは地味な印象しかなかったのだが、それはロイネのギターが控えめで
むしろトマス・ボーディンのシンセワークが楽曲のメインに思えたからだろう。
アルバムの冒頭と最後に分けられた“I'am The Sun”をはじめ、
ゆったりとした歌もの系のシンフォニックナンバーも、今ならそれなりに楽しめるし、
本作から加入のヨナス・レインゴールドのベースも上手く溶け込んでいる。
これが次作「Rainmaker」のトータルな完成度の高さにつながってゆくと思えば、
なかなか悪くない作品だ。美しいシンセワークでゆるやかに聴ける好作だといえる。
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[ CD ]
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Crime of the Century
・Supertramp
【Universal】
発売日: 1990-10-25
参考価格: 3,371 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,113円〜
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- 収録曲 - 1. School 2. Bloody Well Right 3. Hide in Your She... 4. Asylum 5. Dreamer 6. Rudy 7. If Everyone Was ... 8. Crime of the Cen...
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カスタマー平均評価: 5
雄大かつ深遠なタイトル曲、聴き応え十分 プログレかつポップな曲作りで一世を風靡したスーパートランプ、彼らがアメリカで大成功する少し前、初期の大傑作がこれ。 冒頭の"School"とラストの"Crime of the century"、この2曲だけでもこの一枚の価値は十分。 特に後者の美しさと深遠さ、聴き手の精神をブラックホールに呑み込むような吸引力はロックの奇跡の一つとも思う。Pink Floydの"神秘"やKeith Jarretのソロにもこの手の魔力を感じたことがあるが、これをたかが5分間でやってのけるところが凄いワケで、その後、よりポップになっていくスーパートランプではこれを超える作品はないと思う。当時のYesがSF的空間を創造したとすれば、ここでの彼らは精神的宇宙を描いているようだ。今思っても確かに70年代のロックは一つの頂きを極めていたようです、その証拠の一つを示してくれるのがこの作品と思います。
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[ CD ]
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Drastic Measures
・Kansas
【Epic】
発売日: 1996-03-01
参考価格: 984 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,224円〜
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・Kansas
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カスタマー平均評価: 4.5
HARD ROCK,PROGROCK ビニールコンフェッションからボーカルを勤めるジョンエレファンテがほぼ中心となってできあがったアルバム。サウンドはやはりヘボーメタルよりなものと『いわゆるポップロック』みたいなものが多くなっている。ケリーリブグレン(バンドのリーダー)はレコ会社の圧力(売れ線シングルを出してね)に頭に来てヘビメタナンバーを繰り出している。まそんなわけで、このアルバムはセール的にはバンド史上最低なものとなり、ケリーリブグレンはバンドを脱退して『コンテンポラリークリスチャンミュージシャン』になりそのプロデューサーをジョンエレファンテが勤めると言うことになります。その後ジョンエレファンテは腕利きのクリスチャンバンドのプロデューサーになっていきます。たとえば=ペトラが有名です。 10点中6点 KANSASの終焉(第一次) @はへヴィメタみたいなギターのリフだが、とてもKANSASらしい曲。(個人的に名曲)ジョン・エレファンテの曲が大半を占め、POPでキャッチーな曲が多くなっています。 メンバーは、ジョン・エレファンテ(ヴォーカル)、ケリー・リブグレン(リードギター)、デイブ・ホープ(ベース)、フィル・イハート(ドラム)、リッチ・ウイリアムス(ギター)。ジョン・エレファンテ参加の最後のアルバム。 やはり、全体的にサウンドがPOPになりすぎたと言わざるを得ないですが、@は秀作。 この音も紛れもなくKansasだ。再評価して欲しい名盤。 アメリカを代表するプログレ・バンド (であった…)Kansasの1983年の作品。 1982年の前作『Vinyl Confessions』のJohn Elefanteの加入以降、シンプルでキャッチーなロック路線を打ち出したバンドは、トレード・マークでもあるViolinのRobbie Steinhardtが抜けた本作で、Journeyさながらのメロディアスなハード・ロックをやってのけた。 …が、セールス的には大失敗。それが評価が今一つである理由と思われるが、先入観無く聴けば、メロディの美しい楽曲がズラっと配された好盤であることが判る筈。 シングル・カットされた 1「Fight Fire With Fire」、2「Everybody's My Friend」などは序の口で、叙情性豊かな珠玉のバラード 4「Andi」、シンセを効果的に使ったスペイシーな 5「Going Through The Motions」、胸のすくような疾走感でドライヴする 3「Mainstream」や 7「Don't Take Your Love Away」など、極めてレベルの高い充実した内容。なみに、最近のAORブームで再評価されているAmbrosiaのリーダーのDavid Packがバック・ヴォーカルで参加している。
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[ CD ]
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Low
・David Bowie
【RCA】
発売日: 1996-07-02
参考価格: 3,064 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,219円〜
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- 収録曲 - 1. Speed of Life 2. Breaking Glass 3. What in the World 4. Sound and Vision 5. Always Crashing ... 6. Be My Wife 7. New Career in a ... 8. Warszawa 9. Art Decade 10. Weeping Wall 11. Subterraneans
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カスタマー平均評価: 5
帯タタキにはテクノなんて言葉がでてきますが、私的にはプログレッシヴですね!! 1977年リリース。会社の後輩に出会わなければ、聴く事はなかったアルバム・・・デヴィッドボウイには、全く興味はありませんでしたから(余計、MTVな80年代の印象が強すぎたんだよなあ)。会社の後輩の影響から「ヒーローズ」を聴き衝撃を受け、「スケアリーモンスターズ」でとどめをさされて以降、ちょいちょいアルバムを購入するようになり、ついにこの「ロウ」にも手を出した次第・・・。個人的にブライアンイーノがプロデュースしていると思っていたのですが、クレジットみるとボウイとトニーヴィスコンティという事で、根本的にボウイのその時代の音楽性が具現化されているのだと認識させられました。ただ正直言うと、前述した2作品に比べると私的退屈だったのも事実・・・ロバートフィリップやエイドリアンブリューに匹敵するようなギタリストが参加していれば、印象はかなり違ったかも知れません。とは言えスタジオ盤だとたるい楽曲も、ライブ盤ではかなりカッコいいものもあるので、油断が出来ないアルバムですね(なんか意味不明かな、笑)・・・ヤングミュージックショウ(貴重な映像)の一曲目「ワルシャワ」(カルロスアロマーが指揮してる、笑)なんてのを観てしまうと、鳥肌が立ちますもん!!そうそう、カルロスアロマー(G)・ジョージマーレー(B)・デニスディヴィス(Dr)のブラック隊が、「よくこの音楽性に馴染んだよなあ」といつも感心してしまいます・・・因みにギターはリッキーガードナーという人(誰?)。収録時間は40分程度と物足りないですが、聴けば聴くほどに味わい深いアルバムです・・・やっぱりENOは、効いてるなあ(笑)!!ボーナストラック付を、探そうっと・・・なんで一度きりでその後のフォーマットには、つけないのかなあ? 比類なき音の磁力 まだロックを聴き始めて間もない頃にこのアルバムに出会いました。
まだ子供だった事もあって、色々な意味でカルチャーショックを受けましたね。
シンガーのアルバムなのに1曲目からインストルメンタルだわ、B面は丸々環境音楽風
だわ、ヴォーカルを含む曲が比較的多い前半も、聴いた事のないような音が次々と出て
きます(Sound and Visionではスピーカーの片チャンネルが壊れたのかと思った)。
商業音楽に対する固定概念を完全に破壊されてしまいました(笑)。
特筆すべきは異常なまでの吸引力を持つサウンド。毎日のように、学校から帰った後
繰り返し聴きまくっていたのを思い出します。
音楽的に後進のミュージシャンやバンドに多大な影響を与えたアルバムと思いますし、
その結果多くの素晴らしいアルバムが生まれましたが、この点でこのアルバムを超える
ものは無いと思っています。
万人に無条件でお勧めできるものではありませんが、ボウイの音楽を聴く上で避けて
通れないアルバムです。 ロックの新しい扉 パンクの嵐が吹き荒れ、ピストルズがアメリカ公演の途中で空中分解したその年にこのアルバムが生まれました。パンクに視線が釘付けだった当時にあってもこのアルバムの誕生は鮮烈なもので、何度も繰り返し聞いた覚えがあります。
どこかドイツ前衛映画『カルガリ博士』のシーンのようでもあり、退廃都市ベルリンの幻想と言った雰囲気に充ちたこのアルバムを繰り返して聞いたのはおそらくパンク以降に生まれることになるUKインディーズの面々だったと思います。私自身も「何でもあり」の実験的なインディーズが花開いたときに抵抗無く受け入れることが出来たのは78'にこのアルバムを経験していたからでしょう。
後にボウイ本人はシンセを多用したこのアルバムを反省したこともありますが、今聴いても全然色褪せていない緊張感に充ちたトラックの数々はロックの新しい扉を開いた記念碑的なアルバムであることに間違いはありません。 内容に文句無し!でもリマスターの価値はあるのか? 既に1977年発表のLP(US版)とDMMマスタリング(LP終焉期にノイマン社が銅板に直接カッティングできるマシーンを開発!ラッカー盤とは比較にならないノイズの少なさが売りだった)LP及び1991年のリマスターCDを持っていた(愛着がある作品なので)が、1999年の24ビットマスター盤はどれ程音質向上したのか?と購入してみました。
結論から言うと、良い点は1つだけ。それは、「ワルシャワ」と「サブタレニアンズ」のインストに入る「歌詞(?)」が初めて明記された事でした。肝心の音質は1991年盤と違いは全くと言って良い程「無い!」。少なくともアンプのトーン・コントロールを調節すれば、どっちがどっちか判らない程度で、音質を損なう事で定評がある「ノーノイズシステム」を使用した事が敗因でしょう。しかもボーナストラック3曲は無く、ジャケット内部のピンナップを見たらブルージーンズにブルーのジャケットを纏った写真は「裏焼き」ではないですか!いわゆる「左前」です。これはマズイですね。曲毎のパーソネルも無くなっている!これなら、1991年盤の中古を購入した方が良いですよ。そのため、星1つ減点。 狂気からの脱出!! ヒーローズと双璧をなすテクノロジー名盤というファンの声も高いアルバムです。アウトサイドとしてこの時期数年のボウイはドラック中毒からリハビリに成功します(BE WIFE、HEROES、DJでのどこをむいているのか不明な虚ろな瞳が記録されてるビデオも参考になります)。しかしここで描かれるサウンドはシドバレットが星空のドライブなどで描いたリアルなドラックミュージックよりもタンジェリンドリームやクラスターの描いた世界に近いです。そしてこのハンザバイスタジオの素晴らしいサウンドは残念ながらイーノと17年後に再現はできません(でもアウトサイドも大ヒット)でした今やかつてのレコードプレイヤーやカセットレコーダーで再生が困難になった時代CDでなつかしい音源を求める人が増えてきていまボウイのプレミアム再発盤もそういう意味でファンの大人買い(まとめ買い)にはもってこいだと思います。ただ音がどうしてもデジタル処理をしているのが聞き込んでいくと感じてきます。ボウイのアルバムは内容の素晴らしさに反比例して音質の悪さは最高でした(イーノとボウイのシンセが重なりあいイギーとボウイの声がどちらかわからなくなります)が、そういう面で再発盤と旧盤のちがいがあるので本作どちらがいいかというのはファンの気分次第です
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[ CD ]
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コレクターズ・キング・クリムゾン vol.10
・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-07-26
参考価格: 10,500 円(税込)
販売価格: 9,975 円(税込)
Amazonポイント: 99 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 9,200円〜
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- 収録曲 - 1. プロザック・ブルース 2. ザ・コンストラクション・オブ・ラ... 3. ザ・ワールズ・マイ・オイスター・... 4. インプロブ・ウォーソウ 5. ダイナソー 6. ワン・タイム 7. ブルーム 8. ケイジ
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カスタマー平均評価: 4.5
USA完全盤目当てなら買わない方が....。 私もこのシリーズに踊らされ1?10まで全て購入しましたが、USAの元音源目的で購入したのにThe Collectable King Crimson, Volume Oneはわずか2000円足らずで同時期の"Live in Mainz,1974"と "Live in Asbury Park, 1974"の 二枚組の方が絶対お買い得だと思います。もう抱き合わせ商法は止めて欲しいです。輸入盤はチープな作りの二枚組ですが、音は日本盤との違い感じませんでした。 内容充実のvol10です コレクターシリーズも、いよいよ第10巻目。今回は、71年のアイランズクリムゾン、74年のlineup3が2種、そして2000年のlineup6からなります。
今回の目玉は、やはり、あのUSAの元ネタである74年のアズベリーパークでのライブでしょうか。USAは、デヴィッドクロスの演奏部分を、エディジョブソンに差替えていることで有名ですが、こちらでは、正真正銘のライブ音源を聞くことができます。で、聞き比べてみた結果ですが、そこまでして、フリップが差替えにこだわるかなあというもので、こちらの方が自然な流れになっています。まあ、確かに、クロスの演奏は、他のメンバーに比べたら、迫力の点で劣るかなという気もしますが。
他にも、アイランズを演奏しているアイランズクリムゾン、そして、lineup6でのインプロが聞けるものなど、オビにもある通り、シリーズの中でも、屈指の充実度を誇るものだと思います。 Boz Burrellの想い出に アイランズクリムゾン(LINEUP2)は次のメタルクリムゾン(LINEUP3)ほど話題にならないのですがこのBrightonは先ごろ亡くなったBoz Burrellを偲ぶにも格好のアイテムです。
他の方もお書きになっていますがIslandsが大変に貴重です。と言うのもアイランズクリムゾンのライブはKCCCでもPlymouth,Summit Studio,Orlando,Jacksonville,Detroitに続く6枚目のリリースになります。正規盤のEarthboundも加えると7枚目になります。フリップ翁はこのラインナップへの嫌悪を明らかにしていますが、ではなぜこれまでにリリースしているのかは興味深い物があります。それはさて置き、7枚を通じて唯一Islandsが聴けるのが今回リリースされたBrightonなのです。1971年10月と言えば「アイランズ」のレコーディング作業がすべて終わった直後のツアーのものでこのラインナップのある意味最良の部分(これ以降は崩壊に向かって突き進みますが)が聴けるといってもいいかもしれません。音質は悪くもう少しBozのボーカルがクリアーに録れていたらとも思うのですが貧弱な録音を通してもBozの優しさが伝わってきます。極めて短命に終わったBozのクリムゾン時代ですが彼のファンにはまたとない贈り物でしょう。Boz Burrellよ安らかに! Live in Brighton 1971 メル・コリンズ、ボズ・バレル、イアン・ウォーレス時代のブライトンのライブについて触れてる方がいないので、若干。
イアン・ウォーレス、自ら語るようにブートにいくら手を加えても音には限界があります。でも、ここでの連中の演奏は間違いなく最高の出来の部類であるのは間違いなし。この面子で、アメリカをツアーしたとき、イアンとメルはシカゴでブルースにはまってた、フリップの方は、ジャズを発見してたなんてウォーレスは言ってます。アイランドあたりでは、明らかにジャズっぽいインプロにフリップがついていけないという感じがするんですが、ここではそうでもないかなと。
しかし、フリップはもともとクラシック・ギターの訓練を受けていて、ジャイルズ・ジャイルズ・フリップなんかでは、ジャズ・ギターやってるんだけど想像力に欠けてました。ちなみに、フリップと同じ先生にギター習ったのが同郷のアンディ・サマーズ。 USAの本来の姿に感動! 1974年、「RED」録音前の最期のツアーを記録した「USA」は、発表当時から音の良さとエディ・ジョブソンのオーヴァーダビングが話題でした。嘗て、「USA」の本来のライブをCD化し、「USAU」として発売する、という宣伝がありましたが、30周年記念版は、「USA」にLPでは収まりきれなかった2曲がボーナストラックとしてプラスされただけでした。しかし、ついにアズベリーパークでのライブ録音が完全な形で聴くことができます。スリーブにモーテルでフリップが書き留めたと思われるセットリストが写っていますが、「スキゾイドマン」は、アンコールだったこと。「イージー・マネー」後半のフェードアウトは、メドレーとしての「BLOW」に繋がっていたことが判ります。これなら、「Starless」で終わるという構成に納得!アンコールまでの聴衆の鳴りやまぬ拍手がしっかり録音され、自然な形で聴き通せるのですが、オーヴァーダビングは何故行ったのか理解に苦しむ程、力強い演奏(約78分)に脱帽です。ファン必携でしょう。「Islands」のライブも貴重!
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[ LP Record ]
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You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 2 [Analog]
・Frank Zappa
【Capitol】
発売日: 1990-10-17
参考価格: 2,144 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 9,199円〜
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- 収録曲 - 1. Tush Tush Tush (... 2. Stinkfoot 3. Inca Roads 4. RDNZL 5. Village of the S... 6. Echidna's Arf (O... 7. Don't You Ever W... 8. Pygmy Twylyte 9. Room Service 10. Idiot Bastard Son 11. Cheepnis
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カスタマー平均評価: 5
1974年マザーズによる怒涛のヘルシンキ・ライブ! このライブシリーズの最高傑作だろう。シリーズ中、1バンドによる完全ライブは、この作品だけだ。それくらい、ザッパ自身このバンドのクオリティや演奏能力の高さに自信を持っていたはずだ。録音、臨場感、内容、共に最高水準である。LPレコードの時代、最も好きなザッパのレコードは、「ロキシーライブ」であり、「ワン・サイズ・フィッツ・オール」だったが、これを聴いて以来、考えが変わった。1974年マザーズ(ナポレオン・マフィーブロック、ジョージ・デューク、チェスター・トンプソン、トム・ファウラー、ルース・アンダーウッド)こそ、最高のバンドである。まだ聴いていない不幸な人がいたら、是非聴いていただきたい。 素晴しいです これからの人生、すべての鼻くそが自動的に取れるというくらい 素晴しいです。 74年、奇跡のライヴ! この作品こそ、現在約40枚以上に達しようかという我がザッパコレクションの中でも最高傑作と呼べるもののひとつだ!アンクルミート、ジョーのガレージと並び、膨大なるザッパ作品群のヘソとも言える重大作品がこれだ。 フュージョン、プログレ、ファンク、ロック、コラージュ、ヴァレーズ、ストラヴィンスキー、メシアン等の現代音楽的複雑性と豊かな色彩、これらすべてをとりこみ、ザッパはじめ彼の指揮するバンドメンバー達の自由自在な身体を通し、夢幻華美、複雑怪奇、変幻自在、秩序あるパラノイアとも言うべき驚異的なバランスの保たれた完璧な複合体が生み出されている。 おすすめ、一枚目、4〜7のメドレー 二枚目、1、2の後半、中盤のメドレー ザッパのライブ!! ザッパの名曲が沢山入っているという理由で買いました。 ザッパのヘルシンキでのライブ。ザッパが客から曲のリクエストを受けたりするところがあって、そのやり取りがめちゃ楽しいです。ザッパが歌詞をヘルシンキ向けに変えて歌ったりする場面もあります。最初から聞いているとザッパと怪しいライトに照らされたライブホールにいるような気分になれます。このアルバムは独特の雰囲気がいい。 またザッパバンドの卓越したテクニックが光っています。 ザッパ中級者にすすめたい入魂の一枚。
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