J-ROCK音楽店

XTC　スタジオに篭る第2弾
スタジオバンドになったXTCの2枚目のアルバム。
初のデジタルレコーディングで制作日数が極端に長くなったのもこのアルバムから。
スタジオに篭り過ぎたせいか、こだわった割に成果が上がっていない気がします。
またドラムマシーンの使用が音に年代を貼り付けてしまっています。
が、楽曲自体のクオリティは下がっていません。

キャプテン･ビーフハート的なShake You Donkey Up等のひねくれ方も健在。
シングルとしては成功しなかったThis World Overはこの時点でのアンディ･パートリッジの最高傑作と言える出来。
リマスター版で残念なのは、Everyday Story of Smalltownのイントロがカットされてしまったところ。
旧盤やLPを持っている方はそちらも大切に。
中庸の美
　彼らの作品の中ではママ―あたりと並んであまり人気がない作品ではあるが、XTCであるからして勿論悪いわけはない。アンディ自身が特に気に入っているという曲がこのアルバムに3曲もあることからもそれは言えると思う。(Seagull、This World Over、You are the wish）とりわけディス・ワールド・オーバーはXTCの数ある名曲中個人的には最もお気に入りの曲の一つである。
中庸の美
　彼らの作品の中ではママ―あたりと並んであまり人気がない作品ではあるが、XTCであるからして勿論悪いわけはない。アンディ自身が特に気に入っているという曲がこのアルバムに3曲もあることからもそれは言えると思う。(Seagull、This World Over、You are the wish）とりわけディス・ワールド・オーバーはXTCの数ある名曲中個人的には最もお気に入りの曲の一つである。
イマイチ
この時期のXTCはまだまだ好アルバムをたくさん出していたが、この作品では、XTCの音へのパラノイアックなこだわりが、ポップ感にイマイチつながっていない。

ジョン・ペイン時代の最高傑作
ダウンズとペインのコンビによるＡＳＩＡでの作品の中では最もメロディの美しさとサウンドの煽情感が高く、このラインナップでの最高傑作と言っても良いと思う。

ゲストに布袋寅泰が参加していたり、日本市場への目配りも感じられるが、そんなことは関係ないほどメロディが美しい。マイナー調の哀愁漂う佳曲が多く、バックのサウンドも繊細なアレンジと抑制の効いた演奏で華を添えている。