J-ROCK音楽店

20世紀の傑作！！
現在までに世界で3000万枚強を売り上げているといわれる本作。
このアルバムの作詞・作曲を全て手がけた稀代のミュージカル脚本家？ジム・スタインマンは、このアルバムで描きたかったのは究極の衝突事故（�@）と究極のカー・セックス（�E）だったようだ。

�@は10分近くの大曲だが、その長さを感じさせないほどの仰々しいまでのミートローフの歌い方が凄い。�Eは、車での幸せの一夜から一転結婚を迫られ結婚してしまい、昔は良かったと懐かしむ悲哀な男の話を描き、曲の途中で歌詞の内容もまた曲調も劇的展開を見せる、ジムらしい作品。ミートローフと女性ボーカル、エレン・フォーリーとの駆け引きは物凄い迫力。

しかし、このアルバムがモンスターアルバムになったのは、全ての曲のクオリティが異常に!?いこと。シングルヒットした�Aや、美しいピアノの旋律が印象的な名バラード�B、曲調が急激に変化する�C、美しいメロディのもう一つの名バラード�D、ミートローフのシンガーとしての能力をいかんなく発揮したオペラ調の名曲�F。どの曲も素晴しい。そしてどの曲も非常に密度が濃い。何枚分かのアルバムを一枚に凝縮した感じ。もう少し日本でも評価されてもいいのではないか（日本盤廃盤）。